えつこの部屋

行動して信じて待つ・・その先にあったもの

成人式は意味あることか

新成人になられた方、おめでとうございます。

自分自身の時、

「成人したからって特に何も変わらない。」

と、思ってた。

 

さて、少々話は変わって今年の箱根駅伝

大手町をスタートする第1走者、東洋大の服部君。

キメキメのヘアスタイルに精悍なマスク。

トップを走る姿はイケメンランナーそのもの。

解説では服部君がどこで仕掛けてくるのかが見所とのこと。

彼は、何度も時計を見て、後方に誰がつけているかを確認する。

彼の頭の中には、何キロ地点を何分で通過するか、

他の大学の選手のデータなど、たくさんの数字が詰まっているはず。

途中で1度、先頭集団から抜けようとしたけれど

その後とうとうラストスパートまで彼が仕掛けることはなかった。

区間1位だったものの、思ったような走りができなかったと

インタビューに答えていた。

 

箱根を目指す選手たちは、

駅伝本番の翌日から翌年に向けて練習が始まる。

それくらい1年に1度の20キロほどの走りに賭けている。

服部君の受け持ちの中で、彼は何度か

「ここだ!」「いまだ!」

という自分の声を感じたんではないだろうか。

データから考えるとそれでは後続も追いついて来る、

自分のペース配分と違ってしまう。

そんな葛藤だらけの走りのように感じてしまったのは

私だけだろうか。

 

マラソンだけでなく、どんなことでも

人は努力していれば、何らかのサインを感じることがある。

それは「まさか・・」と思えるようなことが多い。

 

ある高校生がアルバイトをしていて、何度も辞めようと思っていた。

一緒に働いていた友達は、もっと時給のいいところに移って行った。

「簡単に辞めてはいけない、辞めたいなら辞める前に

自分の決めた期間だけでいいから一生懸命働きなさい。」

彼女の母親はそう言った。

「辞めてやる!」

彼女はそう決めて、頑張り始めると

いつも厳しい主任の女性から褒められるようになった。

さらにしばらくすると、常連のお客様から

「卒業したらうちの会社で働いてくれないか」

と、声がかかった。

さらにそれを知った店長が

「当社の採用試験を受けてくれないか」と。

彼女はその後、アルバイトから社員に。

 

さて、いろいろ書きましたけど

人として生きるとはどういうことか。

スキル、データ、目標、夢

どれも大切だけど、どこでチャンスを捉えるのか

それは誰も教えてくれない。

「ここだ!」

そんな内なる声が聞こえるのは、思いがけない時が多い。

「まさか・・」「今はムリ・・」

一歩を踏み出すにはとてつもない勇気がいる。

勇気を出して踏み出したら、大変なことが待っていた なんてことも。

成人・・人に成る

自分が自分らしくイキイキ生きるとはどういうことか。

成人式が意味あることかどうかより、

成人式に意味を持たせるかどうか、

そこからすでに成人の第1歩が始まってる。

 

友人が語った素敵な一言

「道は一つじゃない」

思いがけない出来事の中に新しい道は隠れてる。

迷って、くじけて、傷ついて

その先に道は必ずあること 信じて一歩を踏み出してほしい。

3回目の成人を迎えた私より。